最初に軽くボドゲ語り
俺が今のようにアナログゲームを積極的にやるようになったのは、実はわりと最近の話。自分で買うようになって1年、友人宅で遊んでからだと2年ぐらいだろうか。まだまだアナログゲームクラスタとしては入り口らへんなんだけど、せっかくならばアナログゲーム人口を増やしたいので、俺なりに、入門用に記事を書いてみようかと思った次第。
アナログゲームの何がいいかと言うとプレイヤーの顔が見えることだと思う。プレイしながら、喜んでいる様子、悔しがっている様子、全部見えるし、騙し、騙されしている様子など見るのも楽しい。それにプレイヤーの性格がプレイに反映されている様子もまた楽しい。会話でゆさぶりをかけたりもできる。アナログゲームは、ゲームと一緒にプレイヤーのパーソナリティごと楽しめるような気がする。
ところで「アナログゲーム」と呼ぶと何やら敷居が高くて専門的なもののように聞こえるけど、別にそんなことはない。トランプも、オセロも、将棋も、UNOも、ジェンガも、ぜんぶアナログゲームだし。これらで全く遊んだことが無い、という人は恐らく、いないんじゃないだろうか。だからまずは、その延長として、そのバリエーションとして、普段とは違うゲームをやってみるかぐらいの気持ちで手を出してみてもいいかもしれない。「はじめてみませんか?」と書いたものの、みんなもう、子どもの頃に「はじめている」んだよね。
ってことで、これからは鍋の季節だし鍋パーティーした後、モンハンP3rdもいいけど、アナログゲームなんていかがっすかね。忘年会なんかにも!
最初はどのゲームを買うべきか?
これは恐らく、聞く相手によって答えが違うんだろうけど、俺がオススメするのは以下のゲーム。
ちなみに普段ならリンク先はAmazonにしておく所だけど、今回は詳細な説明が読めるように、すごろくやブログのゲーム紹介記事にリンクすることにした。ルールはざっくりとしか書かないので詳細なルールはリンク先を見てみるなり、グーグル先生に聞くなりしてくださいまし。
ワードバスケット
平たくいうとカードを使ったしりとり。基本がしりとりなので、ちょっとの説明で誰でも遊べるし、1ゲームも短いのでお手軽。ターン制ではなく早いもの勝ちなルールなので頭の回転が速い人、語威力がある人は強い。強い人だけ特殊ルール(4文字以上じゃないとダメとか)をつけてバランスをとったりもできる。手軽なぶん、戦略性はそれほどないけどね。1プレイが長い「重いゲーム」をやった後なんかにもいい。ちなみにカードのみのセットなので収納・持ち運びともに優秀。あと安価。
ごきぶりポーカー
ごきぶりやクモ、ハエなど8種類の「害虫」のカードを、お互いに騙し合って押し付けあうゲーム。最初に同じ害虫カードが4枚たまってしまった一人だけが負けとなる。うまいこと騙してカードを渡した時、相手のカードを見抜いて渡そうとしたカードを付き返した時、すごく気持ちがいい。シンプルなルールなのでルールは覚えやすいと思う。基本ルールに飽きたら「3枚で負け」だとか「8種類すべてが集まっても負け」などのバリエーションルールでやってみるのもいい。これもカードのみのセットなので収納・持ち運びともに優秀。あと安価。
お邪魔者
金塊を得るためにカードで道をつないでいくゲーム。でも全員が味方ではなく中には「お邪魔者」も混じっている。お邪魔者は「金塊」まで道が繋がらないことが勝利条件になっている。どちらの陣営も自分ひとりで勝つのは難しいので「味方っぽい人」を探しながらプレイしなくてはいけないのだが、基本的にお邪魔者は正体を悟られないようにプレイするので、場合によっては全員が味方に見えたり、全員が怪しく見えたりしてくる。最後は一挙手一投足を探るようになり「嘘ついてると急にしゃべりだすヤツいるんだよなー」などと揺さぶったりするのも楽しい。個人的には非常におすすめのゲーム・・・なんだけど問題がひとつあって、プレイ人数がそこそこ多い。最低5人は必要で6、7人ぐらいいると理想的というゲーム設計。カードのみのセットなので収納・持ち運びともに優秀。あと安価。
カルカソンヌ
ドイツ生まれの有名ゲーム。草原、道、都市などの「部品」が描かれたパネルを繋げて自分の領地を広げてポイントを稼ぐゲーム。得点計算の方法さえ覚えてしまえば、基本ルールは超簡単。パネルを引いて、置く、そして自分の領土を完成させてポイントを稼ぐ。毎回どんなパネルが引けるのかが「運要素」になっていて、例え負けてしまってもわりと「もう1回!」と思えるバランスになっている。また、慣れてくると慣れてくるで、かなりシビアな攻防になるので、ルールのシンプルさのわりに、実はかなり戦略的なゲームでもある。
ちなみにカルカソンヌはiPhoneアプリもある。カードではなくちゃんと厚めのパネルなので、ゲーム自体は上の3ゲームよりもちょっとお高めなのでオススメは、まず遊び方の動画とかを見てみる→面白そうだと思ったらiPhoneアプリで遊んでみる、という流れかな。俺はiPhone版を買ってから、知人らと遊ぶ用にアナログ版を買った。
ドミニオン
まさに今が旬のゲーム。と言ってもオリジナル版が発売されたのは2年前。その後、日本語版が出たり拡張版が出たりでアナログゲーム界隈では今も大人気のゲーム。
ドミニオンはMTG(マジック・ザ・ギャザリング)などのようなTCG(トレーディング・カード・ゲーム)とは違い、ブースターパックなどを購入してカードの買い足しをしなくても遊べる設計になっている(※)。1セット買えば4人まで遊ぶことができる。お財布にも優しい。
※遊びの幅を広げる拡張パッケージは発売されている。基本セット同様に1パッケージ買い足せば多人数で遊べる。
TCGとの大きな違いとして、TCGはゲームの前に各自でデッキを構築しておくが、ドミニオンはゲーム中に自分のデッキを構築する。デッキの構築自体がゲームの一部になっているので「デッキ構築型ゲーム」と呼ばれている。
プレイ中は「場」に置いてあるアクションカード(魔法カードのようなもの)を自由に購入し、それを自分の山札(デッキ)に加え自分の山札を構築・強化しながら、うまいこと他の人より早く得点の購入を目指すゲーム。場においてあるカードの組み合わせや相性などによって、戦略なども変わったりして、それがなかなか楽しい。
トレンド的にもゲームの自体の面白さ的にもオススメではあるものの、ワードバスケット、ごきぶりポーカー、お邪魔者よりは値段も高いし、ルールも複雑なので、まずは実際に遊ぶ機会があったらそれが理想的だとは思う。今が旬というだけあって、各所(特に都内)でもドミニオン会はいくつか定期的に開かれている模様。初心者向けの集まりもあるみたいなので、とりあえずその辺に参加してみる!というのも一つの手だと思う。あと実はネットで遊べるツールなんかもあるんだけど、やはり生のカードから入らないと、面白さを味わう前に「こんなもんか」ってなっちゃう可能性もあるので、やはりスタートは生のカードでプレイする事を強く勧めます。
あと手前味噌でアレだけど、ドミニオンを実際に買ったよ!という人は「とある自動の王国生成(サプライセレクタ)」というiPhone向けのツールを作って公開しているので、良かったらそちらも使ってみてください。
他にも入門に向いたゲームはあると思うので、世のボドゲクラスタに聞いてみるといいかもしれない。単純にオススメのゲームというのであれば、まだまだあるんだけど、それはまた別の機会にしときます。
ところで、インストは大事だよ!
勧めるだけ勧めといてこの話をしないわけにはいかない。
アナログゲームはテレビゲームのように、ストーリーの中でゲームの操作説明をしてくれたり、練習モードがあったりしないので、ルールを把握するためのインスト(インストラクション=説明する、教える)が非常に重要だったりする。
でも全員が初心者でインスト役がいないとしたら・・・? そしたら十中八九、購入者がインストする事になりますね。ってことで、いざプレイしよう!としたときに困らないために、いくつか対策らしきものを書いておきます。
1.通販ではなく店舗で買う
基本的にお店が充実している都市部?の人じゃないと難しいのかもしれないけど、実際にアナログゲームを売ってるお店で購入するというのは一つの手かな、と。慣れたら通販でもいいと思うんだけどね。店舗で買うと、実際に触らせてくれたり、店員さんがルール説明してくたりするので、慣れないうちとかは特にいいかもしれない。あと初心者だと伝えて店員さんのオススメ教えもらうとかもいいかも。
俺が実店舗で買うとすると、すごろくや、イエローサブマリン、メビウスゲームズあたりで買うけど、「はじめて行って話を聞きながら購入する」となると、雰囲気的にも断然すごろくやがおすすめ。マニアックなアナログゲームだけじゃなくて、子ども向けのゲームなんかも扱ってる。 ※別にすごろくやの回し者ではない。
ちなみに、イエローサブマリンは各地に店舗があるのでアクセスはしやすだろうけど、店員さんにあれこれ教えてもらって・・・ってイメージはあんまりないなぁ。メビウスゲームズは子ども向けとかよりも、ゲーマー向けなマニアックなゲームを多く扱ってるイメージ。俺ん中では。
ちなみに通販の場合、メジャーなゲームならAmazonがいいかも。ホビージャパン系のゲームは(なぜか)けっこう割引率が高い気がする。ドミニオン日本語版もしっかり22%オフになっていたりするし。ただ、Amazonは基本的には有名どころ中心な気がする。もっとマニアックなゲームが欲しい場合には、別なネットショップを探してみる方がいいと思う。
2.文明の利器に頼る
最近では動画サイトというものがあってだな・・・Youtubeとかニコニコ動画なんかでプレイ動画やルール説明動画をアップしてる人がいるので有名ゲームだったら探してみるといいかも。俺はカルカソンヌはYoutubeの動画で覚えた。文字だけの説明とにらめっこするよりも分かりやすいかもしれない。
あと、すごろくやでゲームを買うと、ルール説明DVDつけてくれてるのもある。俺がごきぶりポーカー買った時についてた。※別にすごろくやの回し者ではない。
3.知人の集まりや、オフ会とかで実際に触る
自分がインスト聞く側として参加して遊ぶ機会があると、やっぱり理解は早い。普段から遊んでる人はインストにも慣れてるだろうしね。
あとそうやってインストを聞くことで、インストがどういうものかってのも分かるかも。普通はわざわざ「これからインストするぞ!」とは言わないだろうけど、ルール説明してる様子を見ておけば参考になるかもしれないね。
・・・という感じだろうか。俺もインストが上手いわけではないけど、思うにインストにもいくつかのポイントがある気がする。たぶん必要なことを順に説明しようとすると、説明が長くなって話が分かりづらくなると思う。なので、
- とりあえずゲームの目的(勝利条件)を明確にする。超端的に。
- 細かいルールは置いといて、ゲーム全体の流れを紹介する。
- 各手順について細かいルールを説明していく。
- インストを進めながら時々、「ここまでで質問は?」とかやると親切かもね!
というのを意識してみてはどうだろうか。何かの参考になれば、これ幸い。
そんなわけで、だらだらと書いてみたわけだけど、この冬はコタツでアナログゲームしてみませんか。







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